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将来のCinema 4Dの動作環境について 将来のバージョンのCinema 4Dをご使用いただく場合、AVXとMacではMetalのサポートが必要になります。

Maxonでは、最新のハードウェアテクノロジーを活用することで、常にパフォーマンスの最大化を努めてきました。お客様のプロダクションパイプラインの維持のためには、下位互換性を維持することが不可欠であると認識しています。 しかしながら多くの場合、ハードウェアのパフォーマンスが大幅に進歩すると、下位互換を維持して達成ことはできません。

その結果、技術の進歩を最大限に活用し続けるために、Cinema 4Dの将来のバージョンでは、AVX命令セットとMacシステムではMetalのサポートが必要になります。

新しいMac Proがついに登場し、私たちがWWDCでAppleと発表したように、そのすばらしいパワーを皆様にお届けするため一生懸命働いています。私たちは最新のMacだけでなく、できるだけ多くのMacシステムで優れたパフォーマンスを発揮できるように努めてまいりました。それを実現するため、Cinema 4DのビューポートをMetalに移植する作業に熱心に取り組んできました。AppleはmacOSでOpenGLを廃止することを発表したため、これは必要なステップです。 このステップは、将来の開発のためにより強力なフレームワークも提供します。

唯一の問題として、一部の古いMacおよびmacOSバージョンがサポートされなくなることを意味します。Cinema 4Dの将来のリリースをMacで起動するには、少なくともMetal GPU Family 1 v3の機能をサポートするMacシステムでmacOS High Sierra 10.13.6以降が必要です。Metalの互換性は、macOSシステム情報のグラフィックタブで確認できます。

Cinema 4Dの実行で、可能な限り最高の体験にしていただくためには、macOS Catalina 10.15.xにアップデートされることをお勧めします。最新のmacOSのMetalには、いくつかの機能強化があり、将来のバージョンでパフォーマンスとビューポートとの相互作用が改善されます。

2011年にIntel Sandy BridgeプロセッサとAMDのBulldozer CPUファミリーで導入されたAVX(Advanced Vector Extensions)命令セットは、開発者に新しい機能、命令、新しいコーディングスキームを提供しました。

Maxonは、Cinema 4Dのモダン化と改善を続けるため、AVXセットを含めることが今後の動作条件になります。対象外となるCPUは8〜9前の製品であるため、ほとんどのユーザーは影響を受けません。しかし、影響を受ける人のために、Cinema 4Dの将来のバージョンでは、古いシステムで起動されないことを事前にご了承頂ますようお願い申し上げます。

対象外となるCPU:

2011年第1四半期以前のすべてのIntelデスクトップCPU
2012年第1四半期以前のすべてのIntelサーバーCPU
2011年第4四半期以前のすべてのAMD CPU(AVXはBulldozerファミリーのCPUで導入)

お使いのCPUがAVXを使用しているかどうか不明な場合は、CPU-Zを使用してお使いのCPUでサポートされている命令セットを評価できます。

私たちも皆様にとって難しいことであることは理解していますが、古いテクノロジーのサポートと最新のテクノロジーの採用のバランスをとることは、ソフトウェアを将来に備えておくための重要なステップだと考えています。