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Maxon Oneの2023年11月のリリース アップデートには、ZBrush 2024、Cinewareの機能改良、過去最大のカプセルの提供が含まれます。

バート・ホンブルク、ドイツ – 20231116 – 編集者、映画製作者、モーションデザイナー、ビジュアルエフェクトアーティスト、およびあらゆるタイプのクリエイター向けのプロフェッショナルソフトウェアソリューションの開発者であるMaxonは、Maxon Oneサブスクリプションに含まれる複数の製品に対する包括的なアップデートを発表しました。これには、ZBrush、Cinewareの改善と、新しいカプセルの一括リリースが含まれます。デジタルペイントとスカルプトの業界標準であるZBrushは、さらに優れたものとなり、7月に導入されたAnchors ブラシの改善により、新しいメッシュを操作する方法が提供されます。他にも、Knife ブラシのコントロールが向上し、メッシュ上での変更を繰り返しやすくなりました。Cinewareは、Cinema 4DファイルをUnreal Engineにインポートする機能が改善され、Redshiftマテリアルのサポートが拡張されています。


ZBrush 2024には、デジタル彫刻の業界標準をさらに向上させる多くの改善点が含まれています。

  • 革新的なAnchors ブラシが改良され、サーフェスをマスキングすることなくブラシを使用できるようになりました。

  • Knife ブラシの機能が拡張され、切り離したパーツを保持できるようになりました。アセットを分割しながら、スライスされた部分をサブツールメニュー内で分離または統合し維持できます。

  • ギズモとトランスポーズツールに、トポロジーマスキングの改良とマスキング領域の中心にスナップする機能を追加しました。ギズモとトランスポーズ ラインは、マスクされた領域の中央に自動的にスナップできるようになり、アーティストのマスキングワークフローを容易にします。

  • Cinema 4DのノイズがZBrushのサーフェスノイズで利用可能になりました。

  • 新しい”類似パーツに繰返す”機能により、アーティストは編集中のソースメッシュから変更を繰り返し、同一トポロジーのターゲットメッシュに変更を適用できます。”類似パーツに繰返す”は、スカルプトへの変更、メッシュの置換、マスキング、ポリグループを他メッシュに反映できます。

  • マスク機能に”全て拡張”と”全て縮小”が追加され、よりダイナミックな制御とデザインの可能性が増加しました。

  • DragStampという新しいストロークオプションを追加しました。これにより、アルファを表面上でドラッグする際に、カーソルを前後左右に動かすことでブラシ強度を制御できます。

  • エッジに適用するクリースを非マスク部位に反映する”UMクリース”と”UMクリース解除”という2つの新しいボタンを追加しました。

  • インサートメッシュブラシがストロークメニューオプションに対応し、従来のDragRect以外にも、Sprayなどのストロークと合わせて利用できるようになりました。


Cineware for Unrealは、Cinema 4DファイルをUnreal Engineにインポートする機能が改善され、サブサーフェススキャッタリングを持つRedshiftマテリアルがサポートされるようになりました。インポート前にテクスチャサイズを調整できるため、テクスチャ品質を管理する際の柔軟性が向上しています。


今月のカプセルは過去最大リリース。アーティストには作品を魅力にする豊富な素材が提供されます。Lightmap Ltd.によって作成されたStudio Lighting HDRのコレクションが、プロダクトショットやタイトルデザインの開始に役立ちます。Laubwerkからの植物コレクションには、いくつかの木、草、花の植物が追加されました。最後に、Maxonは古いアセットのライブラリーをRedshift互換にするための更新し続けており、ポリゴン数の削減、デザインのモダン化、すべてのアセットに対する美しいRedshiftマテリアルの作成を行っています。今月は、キッチンでの利用や食料品店を見栄え良くするために使用できる一般的な家庭用品をフューチャーいました。