Maxonは、M1搭載Macへのネイティブ対応を含むRedshift for macOSを発表 拡張された互換性は、3Dコンテンツ・クリエイターに大きな選択肢を提供。
ドイツ・フリードリヒスドルフ - 2021年4月13日 - Maxonは本日、M1搭載のMacやAppleのMetal Graphics APIのサポートを含むRedshift for macOSの提供を開始したことを発表しました。数々の賞を受賞したプロダクション向けレンダラーであるRedshiftは、レイ・スイッチ、柔軟なシェーディングネットワーク、モーションブラー、AOV、ディープ・アウトプット、レイヤードEXRなど、豊富な機能を備えています。他のGPUレンダラーとは異なり、Redshiftはバイアスレンダラーであり、アーティストは制作に最適なパフォーマンスと品質のバランスを得るために、個々の技術の品質を調整できます。ユニバーサルソリューションであるRedshiftは、M1とIntelを搭載したMacの両方でハイエンドのパフォーマンスを発揮できるように最適化されています。
Redshift for macOSは、最先端のシネマティックレンダリングをMacのアーティストに提供する画期的な製品です。また、M1搭載のMacをネイティブサポートすることは、ワークフローの効率を大幅に向上させることを意味します。M1の統合グラフィックスは、低消費電力でありながらグラフィック性能を大幅に向上させることができるからです。
「2019年にRedshiftがMaxonファミリーに加わったとき、Macプラットフォームでのユーザーコミュニティへのサポートを拡大することが最優先事項でした。だからこそ、macOS環境で作業するクリエーターが、現代のハイエンドプロダクションの要求を満たすために構築されたパワフルで柔軟なGPUアクセラレーションレンダラーを利用できるようになったことに興奮しています。」とMaxonのCEO、David McGavranは語っています。
RedshiftをmacOSで使用した初期のテスターからは、いくつかの重要なパフォーマンス結果が報告されています。イギリスに拠点を置くLunar Animation のディレクター、James Rodgers氏は、「Mac Pro上のRedshiftでレンダリングすると、信じられないような結果が得られました。Outfit7が開発したアクション満載の戦略モバイルゲーム『Mythic Legends』向けに制作した、非常にエフェクトの多い典型的なゲームシネマティックのフレームは、以前は1フレームあたりのレンダリングに26分かかりましたが、それが今では、わずか58秒でレンダリングできるようになりました」と語っています。
IntelベースのMac向けのRedshiftは今週中に提供される予定です。M1ベースのMacへの対応は、macOS Big Sur(11.3)のリリースに合わせて提供される予定です。Redshiftはこれまで通り、安定性と最適化を強化するためのアップデートは定期的かつ継続的に行われます。