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Cinema 4Dが、受賞タイトルをスクリーンに導く デザイナー兼アニメーターのRaoul Marksは、The Man in the High Castleのタイトルでエミー賞を受賞。

有名なデザイナーのRaoul Marksは、彼のキャリアにおいて2度目となるエミー賞のメインタイトルデザイン賞を受賞しました。今年は、彼によるディストピアなSFシリーズ「The Man in the High Castle(高い城の男)」のタイトルが選ばれました。2014年に彼が手がけたHBOの「True Detective」のタイトルシーケンス上で、エミー賞を受賞しています。

Amazonの「高い城の男」は、フィリップ・K・ディックのディストピアな歴史改変小説です。これは、第二次世界大戦で第三帝国と日本帝国軍が勝利した世界で、アメリカ合衆国が中央を競合する2つの大国に分断占領された世界を描いたものです。この群像劇は、このパラレルワールドが舞台のため、撮影ではセットが多様され、現実あるものは、極力排除されました。

Raoul Marksは、クリエイティブディレクターのPatrick ClairおよびEleasticの優秀な人たちと共に、このシリーズのタイトルを映像化しました。タイトルのメインのコンセプトは、主にCinema 4Dを使用して競合する2つのアイデアを一つのフレームに収めることでした。これを行うために、チームはある現実のイメージをもう一方のイメージに飾るためにプロジェクションを使用しました。たとえば、アメリカの国鳥である白頭鷲にナチス鷹の照明が投影したり、ジョージ・ワシントンの顔にパラシュート部隊の影が落としたりされました。「Cinema 4DとOctaneを使うことで、私たちは複雑なライティングシナリオを正確にデジタルで再構成できました。この才能の溢れたプロジェクトで働けたことに、とても興奮しました。この作品は、リドリー・スコットの会社のScott Freeがプロデュースしました。この仕事でエミー賞が受賞できたことは、すばらしい驚きと大きな励みになり、ツールと私たちの志と共に、私たちをより高いレベルにしてくれます」(Raoul氏談)

MaxonはRaoulに心からの敬意を表し、有能なアーティストがそのビジョンにリアリティを与える手助けができたことをうれしく思います。

Studio: Elastic
Director: Patrick Clair
Producer: Jamie McBriety
Lead Animator & Compositor: Raoul Marks
Designers: Paul Kim, Kevin Heo, Sam Cividanis
CG Modeler: Jose Limon
Executive Producer: Jennifer Sofio Hall

クリエイティブ・アート・エミー賞2016でのRaoul Marks、Jose Limon、Patrick Clair