シーンノード

コネクトノードのおかげで、複数のメッシュやスプラインを1つのジオメトリに素早くマージできます。また、モデリング用の対称化ノードと厚み付けノード、スプラインの解像度を調整できるスプラインの再サンプルノードが追加されました。分割ノードと接続解除ノードは、メッシュの異なる部分にエフェクトを作成するプロセスを簡素化し、ポイントモディファイヤノードは、カスタムデフォーマーを作成し、ポイントに付随するデータをリマップするプロセスを大幅に簡素化します。アウトラインスプラインノードにより、プロシージャルスプラインのアウトラインが可能になり、単一の入力からスタックおよびネストされた形状を作成できます。

Cinema 4Dでは、ノードUIが刷新され、より直感的になりました。新しいノート機能では、ノードエディタで直接注釈を付け、ノードネットワークを文書化できます。

Cinema 4Dのシーンノードコアを使用すると、オブジェクト間の関係や依存関係を管理し、ジオメトリを構築および修正し、再利用可能なアセットを構築することができます。

ノードエディタ内の情報表示により、シーンノードのデバッグを効率的に行なえます。ポートの情報を表示したり、配列やその他の複雑なデータタイプを詳細に調べる強力なデータインスペクターウィンドウが使えます。

新しいヒートマップは、ノードベースのカプセルで最適化すべきところをハイライトし、ノードでの視覚化とコンソールに詳細情報の両方の形で表示します。データインスペクタには、インスペクタを追跡して簡単に削除できる新しいオプションや、ポイント、ポリゴン、ジオメトリのプロパティを検査するビューが強化され、ユーザビリティが向上しました。

シーンノードの真の力は、TDレベルのユーザーがコードを一行も書かずにエコシステムを拡張できることです。これらは可能性を広げると同時に、シーンノードが成熟していく中でユーザーが期待するツールの一例としても役立ちます。

シーンノードに慣れていれば、独自のツールを構築できます。既存のノードの組み合わせを使って、独自のジオメトリモディファイアやデフォーマを作ってみましょう。

アセットバージョンのピンピンニングを使用すると、新しいバージョンが利用可能であるかどうかに関係なく、作業全体を通して選択したアセットの同じバージョンを使用できるため、プロジェクト全体を通してアセットの動作が異なることはありません。

Cinema 4Dのシーンノードコアでスプラインがサポートされ、リニア、ベジエ、Bスプライン、NURBSスプラインを組み立てることが可能になりました。カラー、ウェイト、ノーマルなどのプロパティをポイントに割り当て、スプラインに沿って補間された位置、接線の値を取得することができます。スプラインプリミティブグループでは、新しいスプラインプリミティブを作成することができ、C4Dでおなじみのプリミティブや新しいセグメントプリミティブなど、いくつかのプリミティブが組み込まれています。

CSVファイルをインポートし、シーンノードのセットアップで使用することで、リッチな3Dデータのビジュアライゼーションが可能になります。カプセルアセットは、どんなデータにも簡単に適用できる様々なデータビジュアライゼーションオプションを提供します。新しいコマンドライン引数ノードでは、Cinema 4Dを開かずにダイナミックにコンテンツをレンダリングするために、シーンノードのセットアップに値を渡すことができます。